「実際に車庫証明の申請はどうやってやればいいの?」
「車庫証明はどこに申請したらいいの?」
【千葉県版】自分でできる車庫証明ガイドをご覧いただきありがとうございます。書類の準備ができたら実際に車庫証明を申請してみましょう。
そのような方のために車庫証明の申請方法についてプロである行政書士が解説します。
車庫証明の申請方法
車庫証明は警察署に提出する
必要書類が揃ったら警察署へ申請しますが、どこの警察署に提出してもよいわけではありません。
保管場所の位置を管轄する警察署へ申請します。住所を管轄する警察署でもありませんし、使用の本拠の位置を管轄する警察署でもありません。この点は間違いやすいので注意が必要です。
たとえば住所と使用の本拠の位置が千葉市中央区で、借りている駐車場が千葉市若葉区にあるとします。住所地の千葉市中央区を管轄するのは千葉中央警察署ですが、この場合は駐車場のある千葉市若葉区を管轄する千葉東警察署へ申請します。
保管場所の位置を管轄する警察署へ申請するということを覚えておきましょう。
車庫証明の受付時間
車庫証明の受付窓口は月曜日から金曜日までの平日しか対応していません。土日や祝日は申請や交付に行っても受け付けてもらえませんので注意が必要です。
受付時間は、従前は午前8時30分から午後5時まででしたが、2021年9月から午前9時から午後4時までとなっています。また、一部の警察署では、正午から1時間の休憩時間があります。うっかり休憩時間に行ってしまい、時間をつぶすことにならないよう注意しましょう。
さて、車庫証明書類の提出をするため実際に警察署へ来ました。書類の提出先は、交通課の窓口です。
千葉県内の警察署では、交通課の窓口は警察署の入り口を入ってすぐの分かりやすい場所にあります。車庫証明の窓口は、多くの場合、運転免許証の手続き窓口の横にあります。
事前に窓口付近にある交通安全協会で手数料を支払うための千葉県収入証紙を購入しておきます。
車庫証明の費用
手数料は全部で2,750円になります。申請時に申請手数料として2,200円分の千葉県収入証紙を貼って納入します。車庫証明は交付時は標章(シール)代として550円分の千葉県収入証紙を貼って納入します。
込み合うことが多い比較的大きな警察署では番号札が用意されていますので、番号札をとって順番がくるのを待ちます。
番号が呼ばれましたら書類を提出して内容を確認してもらいます。内容に不備があり、その場で追記や訂正ができるものであれば対応します。不備がなければ千葉県収入証紙を自動車保管場所証明申請書の2枚目に貼り付けます。
※2021年1月から書類の押印が不要になりました。以前は、訂正が発生した際は申請者欄に押印した印鑑で訂正印が必要でしたが、押印が廃止されたことで訂正が発生した場合でも訂正箇所に二重線を引くことだけで訂正が可能になりました。
担当者から受理票を受け取りましたら申請は完了です。
車庫証明の交付(受け取り)
車庫証明は申請したらすぐに交付されるわけではありません。
申請の翌日に現地調査が行われます。この現地調査は何をするのかというと、申請されたとおりに保管場所が存在するか、申請車両がちゃんと実際に収まる広さがあるかを実測します。
現地調査で問題がある場合は、申請者または連絡先に記入した担当者へ電話連絡があります。問題の内容によっては交付日が予定より遅れることがありますので注意が必要です。
現地調査で問題がなければ特に電話連絡はありませんので、受理票に記載のある交付日に車庫証明を受け取りに行きましょう。受理票を持っていけば受け取る人は誰でも構いません。
千葉県の場合、通常は申請してから3日後に車庫証明が交付されます。たとえば月曜日に申請した場合は木曜日に交付されます。土日祝日を挟む場合は注意が必要です。土日祝日は3日に含ませんので金曜日に申請した場合は翌週の水曜日ということになります。
申請したときと同じ窓口で番号札をとって待ちましょう。順番が呼ばれたら受理票を提出して車庫証明を受け取りましょう。その際、手数料550円分を保管場所標章交付申請書の2枚目に貼り付けます。
自動車保管場所証明書、保管場所標章番号通知書、保管場所標章(シール)の3点が交付されます。これで車庫証明の手続きは完了となります。
自動車の登録には自動車保管場所証明書が必要になります。有効期間は交付日から1か月ですので、忘れずに手続きしましょう。
保管場所標章番号通知書は、のちのち変更が発生した場合などに使用することがありますで保管しておきましょう。
保管場所標章(シール)は、自動車の後部ガラスなどに貼ります。
まとめ
今回の記事のポイント
- 車庫証明の提出先は保管場所の位置を管轄する警察署。
- 千葉県の場合は2,750円の手数料がかかる。
- 申請時と交付時の2回警察署へ行く必要がある。
いかがでしたか。「思ったほど難しくないみたい」と思われたのではないでしょうか。
車庫証明は一度やり方が分かってしまえば簡単な手続きだと感じられると思います。
車庫証明に関する疑問は、最寄りの警察署の交通課に電話すれば丁寧に教えてくれます。
「平日に2回も仕事を休めないから代わりにやってほしい」と感じた方は行政書士に代行を依頼するのも手です。行政書士なのはな法務事務所では、スピーディー・低料金で車庫証明を代行しておりますので、是非ご検討ください。